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■睾丸機能の回復・テストステロン分泌促進にHCG注射剤
Zyhcg（ザイエイチシージー）は、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン（HCG）5000IUを含む注射剤です。睾丸の機能回復やテストステロン分泌促進を目的とし、アナボリックステロイドのサイクル後やLOH症候群（男性更年期障害）の治療などに使用されます。

■製品情報
・商品名：Zyhcg 5000IU
・成分：ヒト絨毛性ゴナドトロピン（Chorionic Gonadotrophin）
・内容量：1バイアル（1ml 凍結乾燥パウダー＋無菌蒸留水）
・製造元：German Remedies
・形状：注射用バイアル（要冷蔵：2〜8℃）
・針・注射器は付属していません

■HCGの作用と用途
HCGは、脳下垂体からの性腺刺激ホルモンに類似した作用を持ち、睾丸に直接的に刺激を与えることで、テストステロン分泌を促進します。
クロミッドと同様の目的で使用されますが、HCGの方が速やかな効果発現が期待できます。アナボリックステロイド使用者が使用する場合は、2000〜5000IUを週1回、2〜3週間の短期間で使用することが一般的です。連続使用は最大4週間までが推奨されます。

■LOH症候群（男性更年期）の使用例
男性更年期に対しては、脳からの信号が弱いために精巣の機能が低下しているケースに対し、HCGを2週間間隔で注射することで、自然なテストステロン分泌を誘導します。

■保存・使用方法
・使用前に凍結乾燥されたパウダーと添付の溶解液を混合します
・混合後は冷蔵保存（2〜8℃）し、なるべく早く使用してください
・皮下注射が可能で、自己注射も行いやすい製剤です

■使用量の目安
・一般的使用：2000〜5000IUを週1回、2〜3週間使用
・LOH治療：2週間に1回の投与を継続
・アナボリックステロイド使用者：サイクル終了時または中間に1回5000IUを目安に使用し、テストステロン産生を維持

■アナボリックステロイドとの併用
HCGは、アナボリックステロイドによって一時的に抑制された内因性テストステロンの回復を助ける目的でも活用されます。サイクル終了時のタイミングで使用することで、睾丸の萎縮を防ぎ、ホルモンバランスの回復を支援します。

■参考リンク
HCG製剤添付文書（持田製薬）
※アナボリックステロイドとの併用方法に関しては、別途「BULK UPマニュアル」等の参考資料をご確認ください。